第9話「格安SIMの選び方【2026年最新】── 家族5人でスマホ代を月1万円以下にした話」
第9話「格安SIMの選び方【2026年最新】── 家族5人でスマホ代を月1万円以下にした話」
冒頭:家族のスマホ代、合計いくら?
テーブルに並ぶ5枚の請求書。シンパパが電卓を叩いている。
家族5人分、合計してみた
……こわい
月28,400円
年間34万円じゃん
それで、全員が別々のキャリアで、全員が”なんとなく高い”って思ってる状態
Phase 2ブースト編の本編1発目は、この通信費を一気に削る
どれくらい下がるの?
月8,000円以下。ざっくり年間24万円浮く
……1年で中古車買えるじゃん

「格安SIMって、遅い・つながらないイメージあるんだけど」
でもさ、格安SIMって”電車で動画止まる”とか”繁華街で圏外になる”とか、そういうイメージあるよ
それは10年前の話。2026年の今は、状況が全然違う
まず、仕組みから説明する
大手キャリアと格安SIMの違い ── まず用語から整理
正確に言うと、世の中のスマホ会社は2種類に分かれる
- MNO(Mobile Network Operator)=大手キャリア
自前で基地局・電波塔を持っている事業者。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル の4社のみ - MVNO(Mobile Virtual Network Operator)=格安SIM事業者
大手から回線を借りて、自社ブランドで売る事業者。
日本通信SIM・IIJmio・mineo・HISモバイル など多数
つまり、使ってる電波そのものは、大手キャリアと同じ
え、じゃあ何でそんなに安いの?

なぜ格安SIMは安いのか ── 3つのコスト差
大手と格安SIMで決定的に違うコストが3つある
- 大手は全国の山頂・ビル屋上・地下まで基地局を配備(累計で数兆円規模)
- 格安SIMは回線を借りるだけだから、この費用が一切かからない
- 大手3社は全国に約2,000〜2,300店舗ずつ展開
- 24時間対応のコールセンター
- 格安SIMは店舗ゼロ・サポートはチャット中心
- 大手3社は年間数千億円規模のCM予算(タレント・スポンサー含む)
- 格安SIMはCMをほぼ打たない。Web広告と紹介中心
……これ全部、料金に乗ってたってこと?
そういうこと。自分が使う通信そのものの原価は1〜2割で、残りは大手の販売網と広告塔を維持するための上乗せ

でも”Win-Win-Win”の関係になっている
じゃあ、大手はなんで格安SIMに回線貸してあげてるの? ライバル増やすだけじゃん
ここが面白いところ。3者全員が得してる仕組みになってる
- 大手キャリア(MNO):基地局の遊休帯域を貸して回線使用料が入る(追加コストはほぼゼロ)
- 格安SIM(MVNO):設備投資せずに通信サービスを提供できる
- 私たち消費者:選択肢が増えて、安い料金で使える
ただし、これは”自然にそうなった”わけじゃなくて、総務省が”大手は格安SIMに公正な価格で回線を貸しなさい”と義務付けてるから成立してる
規制で守られたエコシステム、っていうのが正確な表現。だから国の方針が変わると、また状況も変わる
例外:ahamo・povo・LINEMOは”格安SIM”じゃない
あれ、ahamoとかpovoって、格安SIMじゃないの?
これは大手キャリアの”サブブランド”。MVNOじゃない
- ahamo=ドコモ本体/povo=au本体/LINEMO=ソフトバンク本体
- 回線も品質も大手本体と完全に同じ
- だから昼12〜13時に速度が落ちない(純粋なMVNOは落ちる)
店舗を持たず、オンライン専業にして、サポートを絞ったから安くできた。”大手が自分で作った格安プラン”って理解でOK
なるほど、見た目は格安SIMだけど中身はMNOってことか
選び方の5つの軸 ── ここを外すと後悔する
次は”どう選ぶか”。ママが5年間で5社くらい乗り換えて、今ようやく落ち着いた基準がある
軸1:月のデータ使用量(GB)
まず、自分が月に何GB使ってるか確認する。ここを間違えると、安いのに使い切って速度制限で地獄を見る
大手キャリアのマイページで、過去3ヶ月の平均を見るのが一番速い
軸2:通話頻度
LINE通話でいい派? それとも電話番号で電話する派?
家族はLINEでOK。問題は”仕事で電話番号にかける”とか”病院の予約”みたいな場面
頻繁に電話するなら、5分かけ放題や完全かけ放題のオプションが必要
軸3:回線品質(時間帯の速度)
格安SIMは、昼12〜13時と夕方17〜18時に速度が落ちやすい。ただし、キャリアのサブブランド(ahamo・povo・LINEMO)はこの制約がほぼない
昼休みに動画見る人は、サブブランド系が無難ってこと?
軸4:サポートの必要性
店舗対応が必須な人は、大手キャリアのサブブランドでも店舗がないから要注意
でも2026年は、設定マニュアルも動画もネットに溢れてる。実際には”全部オンラインで完結”で困ったことがない
軸5:eSIM対応かどうか
eSIMって何?
スマホに内蔵された”電子SIM”。物理カードの差し替えが不要で、QRコード読み込むだけで開通する
最大のメリットは”副回線を簡単に持てる”こと。メイン回線が圏外でも、副回線で繋がる

2026年おすすめ格安SIM 比較表
2026年4月時点で、シン・ミニマリスト的にアリな選択肢を並べた
| サービス | 運営 | 月額例 | 回線 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本通信SIM | 日本通信 | 290円〜/1GB 2,178円/30GB |
ドコモ | 業界最安・通話充実 | 店舗なし |
| HISモバイル | HIS系 | 290円〜/100MB 2,178円/30GB |
ドコモ | 超少量プランが安い | 大容量はやや割高 |
| povo 2.0 | KDDI | 0円+トッピング | au | 維持費0円・副回線最適 | 180日制約 |
| ahamo | ドコモ | 2,970円/30GB | ドコモ | 大手品質・海外OK | 最安層ではない |
| LINEMO | SB | 990円/3GB 2,728円/20GB |
SB | LINEギガフリー | キャンペーン前提 |
| 楽天モバイル | 楽天 | 1,078円〜/3GB 3,278円/無制限 |
楽天+au | 無制限・楽天ポイント | 郊外で電波弱め |
| IIJmio | IIJ | 850円/2GB 990円/5GB |
ドコモ/au | 家族シェア可能 | 昼の速度は並 |
| mineo | オプテージ | 990円/マイそく | 3キャリア | 1.5Mbps使い放題 | 昼12〜13時に制限 |
全部カバーしようとすると頭パンクするから、”軸”で絞るとこうなる
シン・ミニマリスト推奨:3つの型
- 日本通信SIM 合理的シンプル290:290円/1GB(超過分はMB単位で課金)
- 家でWi-Fi中心・外で少量しか使わない人向け
- 日本通信SIM 合理的30GBプラン:2,178円/30GB
- または IIJmio 5GB:990円
- 普通にSNS・動画・マップを使う人向け
- ahamo 大盛り:4,950円/110GB
- 楽天モバイル 無制限:3,278円
- テザリングで家のWi-Fi代わりにする人・出張多い人向け

家族5人、どう割り振るか ── 実例シミュレーション
ここからが本番。家族5人を、それぞれの生活スタイルに合わせて割り振ってみる
ママ:型A(日本通信SIM 290円プラン)
家にいる時間が長い。外出時もWi-Fiスポット使えば事足りる。1GBで十分
シンパパ:型B+副回線(日本通信30GB + povo 2.0副回線)
仕事の外出が多い。副回線は災害時や圏外対策。povoは維持費0円
eSIMで2回線運用、災害時の保険にもなる
ユヅ:型C(楽天モバイル 無制限)
私、動画見まくる
正直に言うのがエラい
楽天モバイルなら無制限で3,278円。テザリングもできるから、もはやWi-Fi代わり
キヨ:型B(LINEMO 20GB)
LINE通話とYouTubeあれば生きていける
LINEMOはLINEギガ消費ゼロ。キヨには最適
ケン:型A(日本通信SIM 290円プラン)
僕は連絡取れればいい。法人のやり取りはPCメインだし
小学生で法人運営してるやつのセリフじゃないんだよなぁ
ケンはキッズケータイじゃなくてスマホデビューだから、290円プランで十分
合計:月8,652円(年間10.4万円)
| 家族 | プラン | 月額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ママ | 型A:日本通信SIM 290 | 290円 | 家でWi-Fi中心 |
| シンパパ | 型B+副:日本通信30GB+povo 2.0 | 2,178円 | 仕事用副回線 |
| ユヅ | 型C:楽天モバイル無制限 | 3,278円 | 動画ヘビー利用 |
| キヨ | 型B:LINEMO 20GB | 2,728円 | LINE中心 |
| ケン | 型A:日本通信SIM 290 | 290円 | 連絡用のみ |
| 家族5人合計 | 8,652円/月 | 年10.4万円 | |
全員合計、月8,652円。年間で約10.4万円
……今より年24万円浮くじゃん
スマホ代で家族旅行行けるんだけど

ここで重要:モッピー経由で申し込むのを絶対忘れない
ここが第8話の話と繋がる。全員、申し込みは必ずモッピー経由で
モッピー経由の還元(2026年4月時点・目安)
| サービス | モッピー還元目安 |
|---|---|
| 日本通信SIM | 3,000〜5,000円 |
| 楽天モバイル | 7,000〜14,000円 |
| ahamo | 5,000〜10,000円 |
| LINEMO | 8,000〜15,000円 |
| povo 2.0 | 1,500〜3,000円 |
| IIJmio | 5,000〜8,000円 |
| 家族5人合計 | 約3〜5万円 |
家族5人分まとめると、モッピー経由だけで3〜5万円のキャッシュバック
直接申し込みと経由、手間は1分変わらないのに、3万円違うってこと?
そういうこと。”知らない人が一生損する”構造

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乗り換え5ステップ ── 2026年は半日で終わる
具体的な手順。2026年はMNPワンストップに対応したから、昔より圧倒的にラク
えっ、あの電話で引き止められるやつ、もうやらなくていいの?
やらなくていい。新キャリア側の申し込みだけで完結する
- 申し込みそのもの:10〜20分
- SIM到着待ち:物理SIMは2〜3日/eSIMは即日
- 開通設定:5〜10分

注意点 ── 知らないと損する5つのNG
今回も”NG”あるんでしょ、こういうの
5つある。ここを踏むと、せっかくの節約が台無しになる
NG1:月末ギリギリに乗り換える
旧キャリアの解約月の料金は、日割りにならないことが多い。月末に切り替えても満額請求される。月初〜月中がベスト
NG2:端末代の残債を忘れる
端末を分割購入中なら、解約しても残債は払い続ける必要がある。乗り換え後の総コストを計算するときに、ここを忘れない
NG3:キャリアメールをそのまま捨てる
@docomo.ne.jpとか@softbank.ne.jpで会員登録してるサービスは、乗り換え前に全部Gmailに変更しておく。これを忘れると地獄
ドコモ・au・ソフトバンクは”キャリアメール持ち運び”サービス(月330円)もあるけど、基本はGmailに移行したほうがシンプル
NG4:家族割・光セット割を確認しないで解約
家で光回線契約してたら、セット割引消えるよね?
その通り。”スマホ単体は安くなったけど、光回線が高くなって結果トントン”ってパターンはよくある。家族全体で試算する
NG5:モッピー経由を忘れる
さっき書いたけど、これが一番多い失敗。申し込むときにブックマークや別タブで行かず、モッピーのリンクから直接遷移する

ケンの視点 ── 法人の通信費はどうする?
僕、法人でも1回線契約してるんだけど、どうしたらいい?
法人向けは、個人用とは考え方が違う
- 法人名義で契約:個人契約は原則経費にならない
- 楽天モバイル・ahamo・IIJmioなど法人プランあり:法人向け請求書対応
- 小規模なら個人事業主として開業届を出して経費化:第6話で扱った話そのまま
じゃあ僕は、IIJmioの法人プランか
うちの会社は今年から”業務用eSIMはpovo副回線、法人メイン回線はIIJmio”でやってる
オープンループ回収:家族で年24万円、10年で240万円
これを10年続けたら、240万円浮くってこと?
そう。毎月28,400円払い続けた場合との差額で、10年後には240万円差がつく
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| Before(大手キャリア) | 月28,400円 / 年34万円 |
| After(格安SIM活用) | 月8,652円 / 年10.4万円 |
| 差額(10年積算) | 約240万円 |
その240万円、NISAで積み立てれば増えるし、旅行にも使える。使いたいところに回す”原資”を作れる
これが”生活費を原価として設計する”の意味。第5話で話したやつ、覚えてる?
……ちゃんと回収してきたな
まとめ ── 通信費はブースト編で最初に叩く理由
- 家族全員の通信費を合算して見直す(個別最適では効果半減)
- 2026年は格安SIMが”遅い・面倒”時代じゃない(eSIM・MNPワンストップ対応)
- 選び方は5つの軸:データ量・通話・回線品質・サポート・eSIM
- シン・ミニマリスト推奨は3つの型:最安/バランス/大容量
- 家族別に割り振る:全員を同じSIMにしない
- 必ずモッピー経由で申し込む:家族で3〜5万円のキャッシュバック
- 乗り換えはMNPワンストップで半日:旧キャリアへの電話不要
- 月末・端末残債・キャリアメール・セット割・モッピー忘れの5つのNGに注意
月1回の固定費見直しの中で、最も金額が大きく・最も早く効くのが通信費。Phase 2の最初の一撃として、ここから叩く。
通信費見直しの一手目はモッピー経由
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