第13話(番外編)「変動費の最適化」── Phase 2 固定費ブーストの最後の一手・累積で年63万円浮く話
第13話(番外編)「変動費の最適化」── Phase 2 固定費ブーストの最後の一手・累積で年63万円浮く話
はじめに:ここまでのPhase 2を振り返る
今日でPhase 2(固定費ブースト)はいったん区切り。最後は変動費の最適化を、番外編として扱う
あ、第13話はPhase 2の最終回なんだ
これまでの累計を出すと、こうなる
| 話 | テーマ | 年間効果 |
|---|---|---|
| 第8話(0話目) | ポイ活レール敷設 | — |
| 第9話 | 格安SIM | 年24万円 |
| 第10話 | 電力会社切替 | 年6万円 |
| 第11話 | プロパン→都市ガス | 年6万円 |
| 第12話 | 保険見直し | 年12万円 |
| 第13話(番外編) | 変動費最適化 | 年15万円 |
| 合計 | — | 年63万円 |
ここまでで年63万円・10年630万円。家1軒分
家!?
これがPhase 2のゴール。固定費を1個ずつ叩いて、家計の体質を変える
(鍋の蓋を開けながら)あら、もうそんなに浮いたの? それなら、今日はちょっといいお肉買ってきても文句言わないでね〜

1. 変動費の最適化、なぜ「番外編」なのか
変動費の話、なんで番外編なの? 同じくらい大事じゃない?
変動費はゼロにはできないから。生きていく以上、食費・日用品・衣類はゼロにならない
でも、買うタイミングと経路を変えるだけで15%下がる。これが番外編として扱う理由
変動費とは何か
- 食費:米・調味料・冷凍食品・生鮮
- 日用品:洗剤・トイレットペーパー・シャンプー・歯ブラシ
- 衣類:シーズン物・下着・靴
- 家電・ガジェット:冷蔵庫・洗濯機・スマホ・PCなど、数年に1度の買い替え品
これらを”なんとなく”買うのと、”戦略的”に買うのとで、年15万円・10年150万円差がつく

2. 変動費最適化の4つの基本原則
やることは4つだけ。シンプル
- プラットフォームのお得な期間にまとめ買い
- ポイントサイト経由を必ず通す
- 1〜2ヶ月分の使用量を把握して戦略的に
- 衝動買いはしない

3. プラットフォーム別「お得な期間」一覧
お得な期間ってどんなのがあるの?
各プラットフォームに必ず安くなるタイミングがある。これを覚えておけば、毎月どこかしらで買い物できる
| プラットフォーム | お得な期間 | 還元・割引目安 |
|---|---|---|
| Amazon | プライムデー(7月) | 5〜30%OFF+ポイント |
| ブラックフライデー(11月) | 30〜50%OFF | |
| サイバーマンデー(12月) | 30〜50%OFF | |
| タイムセール(毎日・随時) | 10〜40%OFF | |
| 楽天市場 | お買い物マラソン(毎月・約1週間) | 最大10倍ポイント |
| スーパーSALE(3/6/9/12月) | 最大43倍ポイント | |
| 5と0のつく日(毎月) | +2倍ポイント | |
| Yahoo!ショッピング | 5のつく日(毎月3回) | +4%ポイント |
| ゾロ目の日(11日・22日) | +5%ポイント | |
| PayPayキャンペーン | 5〜10%還元 | |
| モッピー経由 | 全プラットフォーム共通 | +1〜3%上乗せ |
4. ポイントサイト経由の威力(第8話と接続)
Amazonとか楽天で買うときに、ポイントサイト経由する話、本当に効くの?
チリツモで効く。1%でも、年間20万円買うなら2,000円のキャッシュバック
| 買い方 | 還元率 | 年20万円の買い物で |
|---|---|---|
| 直接Amazon・楽天 | 1〜2%(通常ポイント) | 2,000〜4,000円 |
| モッピー経由→各社 | +1〜3%上乗せ | +2,000〜6,000円 |
| 合計 | 2〜5% | 4,000〜10,000円 |
モッピーの設定3ステップ
まだ第8話のレールを敷いてない人は、これだけはやっておく
- モッピー登録(30秒・無料)
- ブックマーク → モッピーのトップに置く
- Amazon・楽天の前に、必ずモッピーを開く癖をつける
- 紹介コード:
Wy49e194 - 紹介リンク経由で+2,000円分の入会ボーナス

5. 戦略的まとめ買いの法則
お得期間に、何をまとめ買いするか。これも戦略がある
カテゴリ別の買い周期
| カテゴリ | まとめ買い周期 | 買うタイミング |
|---|---|---|
| 米・調味料・乾物 | 1〜2ヶ月分 | 毎月の楽天マラソン |
| 洗剤・紙類・シャンプー | 3ヶ月分 | プライムデー・BF |
| 冷凍食品 | 2週間分 | 5のつく日・楽天マラソン |
| 衣類(季節物) | シーズン前の半額期間 | 1〜2月(春夏)・7〜8月(秋冬) |
| 電化製品 | 必要時 | 型落ち期(新型発売後1〜3ヶ月) |
1〜2ヶ月分の使用量を把握する
これが意外と大事。自分の家が月にどれだけ使うかを知ってる人は少ない
- 米:4人家族なら月10〜15kg
- トイレットペーパー:月12〜18ロール
- 洗濯洗剤:月1〜1.5本
- シャンプー:月1本
ノートでもアプリでも、1ヶ月使ってみて記録するだけで分かる
「2週間分常に確保」のルール
溜め込みすぎるのも違うんでしょ?
そう。2週間分が最適
災害があったときに気づいたのは、2週間分確保できていれば、なんとかなるということ
なぜ2週間分か
- 物流復旧:地震・台風で物流が止まっても、おおむね2週間で復旧する
- 保管スペース:これ以上溜めると鮮度が落ちる・置き場所がなくなる
- キャッシュフロー:半年分の在庫は数十万円の現金を寝かせるのと同じ
- 賞味期限:食品は2週間が無理なく回るリミット
半年分溜め込むデメリット
| 問題 | 影響 |
|---|---|
| キャッシュフロー悪化 | 数十万円が在庫として寝る |
| 鮮度低下 | 食品の風味・品質が落ちる |
| スペース圧迫 | 家が物置化する |
| 賞味期限切れリスク | 結局捨てる=大損 |
2週間分常に確保 × 必要に応じて補充、これが最適解

6. 衝動買いを防ぐ4つの仕掛け
セール期間中って、ついつい余計なもの買っちゃわない?
そこが最大の落とし穴。仕掛けで防ぐ
仕掛け1:買い物リストを”先に”作る
- 紙でもアプリでも、買うものを事前に書き出す
- リストにないものは買わないを徹底
- お得期間が来てから「何買おうかな」はNG
仕掛け2:カートに入れて24時間寝かす
- ほしいものを見つけたら即決しない
- カートに入れて1日経つと、8割は「やっぱり要らない」になる
- 残った2割が本当に必要なもの
仕掛け3:セール通知メルマガを断つ(カレンダー把握は別)
ここを混同しがち。2つは別のもの
- 大型セール日程(プライムデー7月・ブラックフライデー11月・楽天マラソン毎月)→ カレンダーで自分から把握する
- メルマガ通知(毎日くる「今日だけタイムセール!」「あと3時間!」のPush)→ 遮断する
自分から見に行くのはOK。向こうから飛んでくるのはNG
- Amazon・楽天・Yahooのタイムセール通知をオフ
- メールマガジンの配信停止
- 通知ONだと、必要ないものまで「今買わなきゃ損」と感じてしまう
- 必要な時だけ自分のカレンダーから動く
仕掛け4:「3日後も欲しいか?」を自問
- 衝動買いしそうな時、3日後の自分を想像する
- 「3日後の自分が、これを欲しがるか?」がYESなら買う
- NOなら買わない

7. 年間試算 ── 家族5人で年15万円浮く
家族5人の家計でざっくり試算するとこうなる
Before / After(家族5人)
| 項目 | 通常 | 最適化後 | 浮く額 |
|---|---|---|---|
| 食費 | 年48万円 | 年42万円 | 6万円 |
| 日用品 | 年12万円 | 年9万円 | 3万円 |
| 衣類 | 年12万円 | 年8万円 | 4万円 |
| 家電・ガジェット買い替え※ | 年6万円 | 年4万円 | 2万円 |
| 合計 | 年78万円 | 年63万円 | 年15万円 |
※家電・ガジェットは毎月ではなく、数年に1度の大物買い替えを年平均で均した数字(冷蔵庫10年・洗濯機8年・スマホ4年・PC5年などを家族分で割った目安)。
年15万円・10年で150万円。20年で300万円
単身世帯のケース
| 項目 | 通常 | 最適化後 | 浮く額 |
|---|---|---|---|
| 食費 | 年30万 | 年26万 | 4万 |
| 日用品 | 年5万 | 年3.5万 | 1.5万 |
| 衣類 | 年8万 | 年5万 | 3万 |
| 家電・ガジェット買い替え | 年3万 | 年2万 | 1万 |
| 合計 | 年46万 | 年36.5万 | 9.5万 |
単身でも年10万円弱。決して小さくない

8. 5つのNG ── 知らないと損する変動費の落とし穴
番外編もNGあるんだよね?
5つある
NG1:「セールだから」で必要ないものを買う
お得期間の最大の罠。必要じゃないのに買うと、節約じゃなくて出費
リストにないものは買わないを徹底
NG2:ポイントサイト経由を忘れる
これも何度も書いた。ブックマークをモッピーに置くだけで防げる
NG3:溜め込みすぎる(半年分以上)
お得期間に「いっぱい買っとこう」となりがち。でも、半年分は溜め込みすぎ
2週間分常に確保 × 月次補充が最適
NG4:定価で買う(タイミングを待たない)
今すぐ必要じゃないものは、お得期間まで待つ。1ヶ月待てば、月15%くらい安くなる
逆に今すぐ必要なものは定価で買って終わり。急ぎ度合いで判断する
NG5:1店舗で買い揃える(プラットフォーム比較しない)
日用品は楽天、本はAmazon、PayPay使うならYahoo、とプラットフォームを使い分ける
自分のメイン経済圏(楽天 or PayPay)を決めて、そこを優先するのが整理しやすい

9. ケンの視点 ── 法人の消耗品も同じ戦略
法人の消耗品も、同じやり方できるよね?
できる。事業用の事務用品・備品・PCも、お得期間×ポイントサイト経由
- 法人カードでモッピー経由で経費にも還元
- 楽天市場の法人購入アカウントを使うとさらに割引
- 経費精算ソフトと連動して、年末の集計も楽
個人の家計と法人の備品、どっちも同じ戦略で削れるんだ
家計と法人を一体で見る、第6話の話そのまま
10. Phase 2 総まとめ ── 年63万円・10年630万円・20年家1軒分
第8話から第13話までを総まとめする
Phase 2 累積効果
| 話 | テーマ | 年間効果 | 10年累計 |
|---|---|---|---|
| 第8話 | ポイ活レール敷設 | — | — |
| 第9話 | 格安SIM | 年24万円 | 240万円 |
| 第10話 | 電力会社切替 | 年6万円 | 60万円 |
| 第11話 | プロパン→都市ガス | 年6万円 | 60万円 |
| 第12話 | 保険見直し | 年12万円 | 120万円 |
| 第13話(番外編) | 変動費最適化 | 年15万円 | 150万円 |
| 合計 | 年63万円 | 630万円 |
キャッシュフロー視点
年63万円浮いたお金で、次に何ができるか
- NISA・iDeCo積立:月5万円積立で、20年後に約2,000万円(年利5%)
- 家族旅行・教育費:年に家族で旅行2回 or 子どもの習い事3つ
- 生活防衛資金の積み増し:1年で半年分が手に入る
Phase 2を撃ち終えた家計
ここまで来た家計は、月の固定費・変動費合計で約5〜6万円下がってる。手取りが減らなくても、自由に使える額は5〜6万円増える
ほんと? じゃあ私のへそくり、もう少し増えるかしら〜
ママは固定費の話、最後まで聞いてないと思ってた
あら、お金が増える話だけはちゃんと聞いてるわよ〜(笑)

11. 次回予告 ── Phase 3「住」へ
Phase 2で固定費・変動費を整えた。次のPhase 3は「住」── 住居の再設計。生活費の最大項目を、家賃・ローンの工夫だけでなく、住む場所と住み方から見直す
- 0円空き家の探し方と取得の全手順
- 空き家バンクの使い方と注意点
- DIYリフォーム入門:最初にやるべき3つのこと
- オフグリッド生活で電気代を0円にする方法
- 地方移住のリアル:メリットとデメリット
- 家賃交渉で月5,000円下げた方法
Phase 3のコア
Phase 2は「固定費・変動費を消す」だった。Phase 3は「住居から世界観を変える」
住む場所と住み方を再設計することで、家賃・ローンに縛られない暮らしを取り戻す。Phase 2で浮いた年63万円も、住居の自由を作る原資になる
まとめ ── 変動費は「タイミング × 経路 × 戦略」
ここまでのポイント:
- 変動費はゼロにはできないが、買うタイミングと経路で15%下がる
- 4つの基本原則:お得期間にまとめ買い/ポイントサイト経由/1〜2ヶ月分把握/衝動買いしない
- プラットフォームのお得期間:Amazon(プライムデー・BF)/楽天(マラソン・スーパーSALE)/Yahoo(5のつく日・ゾロ目)
- モッピー経由で+1〜3%:年20万円の買い物なら+4,000〜10,000円
- 2週間分常に確保:災害備え+鮮度+キャッシュフローの最適解
- 衝動買い防止4つの仕掛け:リスト先作成/24時間カート寝かし/メルマガ断つ/3日後自問
- 年15万円・10年150万円浮く
- Phase 2総まとめで年63万円・10年630万円・20年家1軒分
- 5つのNG:セール買い/経由忘れ/溜め込みすぎ/定価買い/1店舗縛り
Phase 2はここで終わり。Phase 3「育てる」へ進む。